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産地だよりReport

Vol.28

埼玉県熊谷市 米澤製油株式会社

一番しぼりなたねサラダ油を生産されている
『米澤製油株式会社』さんへお邪魔しました。

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飽きない油、安心ななたね油を作り続ける

特許取得の湯洗い洗浄方式による化学薬品を使わない「なたね油」を作られています。
一般的ななたね油は、抽出用にノルマルヘキサンや苛性ソーダ、シリコーンなどを使用し、なたね油独特の匂いや色を抜き、薬品を入れて搾り取れるだけ搾り取っているとも教えていただきました。
お客様のお声として、『他メーカーの油だと胸焼けするが、米澤の油は胸焼けしない。』という感想をいただいている。ともおっしゃっていました。
工場内へもお邪魔し、特別に搾りたてを味見させていただきましたが、油特有のギトギト感が全くありませんでした。

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国産なたね油は、青森県産の「キザキノナタネ」という在来種と北海道産のなたねを使用しているそうです。
もともと、化学薬品を使わないなたね油を作り始めたきっかけは、『カネミ油症事件』だそうで、この事件をきっかけに安全ななたね油を作る事を決められたそうです。
また、すでに取引のあった生活クラブさんより、高くてもいいから安全な油を出して欲しいという要望もあり、生産が始まったとの事でした。
油を圧搾したての油は、良い意味で旨みがあり、悪い意味では不純物が多く入っていると感じましたが、このままだと人間の味覚としては「飽き」を感じ、使い続けることができないそうで、大事な洗浄方法であることを感じました。

photo3

油を搾った後のなたね油カスは、各農家などに有機肥料として卸しているとの事でした。薬品で洗浄していないためか、ハトが焙煎したなたね種子の入った袋に群がっていました。

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さらに、なたね油がどんな油よりも、どれだけバランスが良いかという事も表を元に教えていただきました。
また工場内の洗浄には、高圧洗浄法を用いており、水の圧力のみで洗浄しているとの事でした。産業廃水についても、環境への配慮をされているのだと感動しました。
米澤製油さんの油は、もぎ豆腐さんや大豆工房みやさんへも卸されていて、油揚げを揚げる油にも使われていると教えていただきました。

米澤製油さまが作られている商品は⇒国産100%なたね油 600g・1本

文章:こだわりや本部 櫻井

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