兵庫県猪名川町 ディスカバリープロジェクト
8月の勉強会では、「ディスカバリープロジェクト」さまにお越しいただき、お話を伺いました。

ディスカバリープロジェクトでは「地域再生×福祉」を掲げ、生きづらさを抱える子どもたちへの支援を行っています。こだわりやでは、その農業部門において作られる「黒にんにく」「生にんにくチューブ」「ガーリックオイル」「ガーリック醤油」を販売しています。
〇できる喜びをディスカバリー
軽度の自閉症や発達障害をもち生きづらさを感じる子どもたちが、大人になって社会に出たとき、挫折せず自立するためには? 整った支援の中で、市場で求められている仕事に取り組むことで、自分に出来ること・可能性を発見し、堂々と生きる自尊心をはぐくむことを大切にしています。
〇福祉×有機農業
子供たちが将来働ける場所を作ろう!という思いでスタートした農業事業。自然豊かな猪名川町の環境を生かし、標高600m、4ヘクタールの農場で15トンのにんにくを生産しています。寒暖差のある地形により甘みのあるにんにくが育つそうです。化学農薬・肥料は一切使用せず、緑肥と微生物の力を利用し、清涼な自然への負荷を軽減。除草はすべて人と羊が一緒に行っています。

〇こだわりの黒にんにく
収穫したにんにくは、低温で長期間熟成し黒にんにくにしていきます。独自の熟成法でガスが抜け、辛味や匂い、えぐみのない仕上がりに。一般的なものと比較すると、瑞々しさや柔らかさが段違いです。ジューシーでさっぱりした食べ心地と深い甘さはまるでドライフルーツのよう。そのまま食べるのはもちろんのこと、カレーなど料理の隠し味に、はちみつと混ぜてジャムのように、ラム酒×バニラアイスの組み合わせもおすすめだそうです。

「あたらしい福祉のカタチ」で作る黒にんにくを店頭でぜひチェックしてみてください。