【うまいそば造り一筋】をモットーに掲げ、日本で初めて乾麺で十割そばの製造に成功
長野県長野市にある、乾麺の「究極そば」「特撰そば」「特選十割そば」でお馴染みの、山本食品さんへお邪魔してきました。
この三つはこだわりや・こだわり市場ではロングセラーの商品。
また、冷凍食品を扱っているお店では、期間限定で冷凍の「信州飯綱町産 石臼挽二八そば」や「生冷凍 信濃町産十割そば」も扱っています。
会社にお伺いすると、社員の方々のとても元気でハキハキとしたあいさつに迎えられました。
爽やかで気持ちの良い雰囲気です。
この元気良く爽やかな雰囲気が、おいしい製品作りにつながっているのでしょう。
どんどん機械化が進み人の手をかけずに製造している大手会社とは違い、山本食品では機械を使いながらも人の勘や今まで培ってきた知識をもとに製品づくりをしています。
季節や天候によって、粉の状態や水温、風を微妙に調整して作っていくため、製造方法のマニュアルは無いのだそう。
一番の売りは、「十割そば」です。
つなぎの小麦粉類を一切使用しないそば粉100%のそば。
そば粉だけではボロボロしてしまい、なかなかおいしい麺を作るのは難しいと言われています。
山本食品では先代の社長が研究を重ねてそば粉同士をつなげるオリジナルの製粉機を造り上げました。
構造はポン菓子を作る機械と同じなのだとか。
この製粉機で製粉すると粘度のあるそば粉(特殊そば粉)になります。
オリジナルのそば粉を使用し、十割そばをはじめ多くの高配合そばの製造を可能にしています。
製麺・乾燥・裁断・包装どれも各製品に合わせた作業になり、一つ一つが手造りといった感覚。
『十割そば』は小麦粉を使用しないため混入しないよう、製造前には徹底した清掃・管理を実施されているそうです。また、各製造工程での品質の確認のほかに、茹で試験、小麦アレルゲン検査、微生物検査を行っているそうです。
「高配合そばの『味』や『香り』をそのままに、お客様へ提供し味わっていただきたい。」との想いで製造している、との強い心意気が伝わってきました。
お客様のご希望に添えるよう、原料が確保できればオリジナルのそばを製造したり、たとえ1ケースでも社員の方がお客様のご自宅までお届けする。
「『元気』『気遣い』『思いやり』の心で、商品をお買い上げ頂けることへの感謝の気持ちを忘れず、お客様が『山本食品から買って良かった』と思っていただけるような対応を心掛けている」とのこと。
会社に入ってすぐ感じた元気で爽やかな雰囲気と、お客様のご要望に真摯に応え小さなことでも対応する、その積み重ねから、どんどん山本食品さんのファンが増えているのだなぁと感じました。
10月になると新そばも登場いたします。
山本食品のこだわりと元気の詰まったおそばはいかがでしょうか。
まずは茹でてお好みの薬味と一緒にという基本の食べ方。
そして、サラダに乗せてドレッシングを合わせたり、ペペロンチーノのようにシンプルな味付けのパスタ料理のパスタ代わりにも。
また、そばを茹でたそば湯に寒天や葛とお好みの甘味料を加えてそば寒天もどうぞ！
◇山本食品 取扱の商品を一部ご紹介
・長野県産そば粉使用 十割そば
・長野県産そば粉使用 七割そば
・特撰そば
文章：こだわりや港南台店 店長
