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産地だよりReport

Vol.15

長野県須坂市 鈴木養蜂場

アカシア蜂蜜をいただいている、長野県須坂市にある鈴木養蜂場さんにお邪魔してきました。

鈴木養蜂場

鈴木養蜂場を訪ねて

近年、国産蜂蜜は減少の一途をたどっており、また世界的にもミツバチが激減しているという養蜂家にとっては大変厳しい状況。
そんな中でも、こだわりやでは国産のアカシア蜜を数量限定で出荷していただいています。
採蜜の様子を見せていただき、蜂や養蜂家の現状について聞いてきました。

鈴木養蜂場

お邪魔した6月中旬は本来であればミツバチたち妙高山に移動させている時季なのですが、見学のために遅らせてくださったようで、アカシアの木の下でミツバチたちがせっせと巣箱に蜂蜜を運んでいる様子を見ることができました。
この時季は長野で栽培が盛んなりんごやぶどうの農薬散布が始まるタイミングでもあり、農薬を避けるためにもミツバチを移動させているとのことです。

鈴木養蜂場

年々ミツバチが減っている原因は大きく分けて二つあり、一つは農薬が散布されることによってミツバチが死んでしまうこと、もう一つは蜂蜜源の植物が減ってきていることだそうです。
農薬を使わないと作物の収穫量が減ってしまうが、農薬を使うとミツバチが減ってしまい受粉に影響が出て農作物も減ってしまう・・・という矛盾しているような・悪循環しているような現状を目の当たりにし、複雑な心境になりました。

鈴木養蜂場

長野ではアカシアハチミツが主流で、栗やそばの蜂蜜を採集します。
最近はそばの蜂蜜は人気が高いのだとか。

養蜂に使うミツバチは西洋ミツバチで、オーストラリアから輸入しているものを使用。
日本ミツバチは西洋ミツバチほどは蜂蜜を集めないため、使わないということでした。

鈴木養蜂場

はちみつ採集家は、花の咲く土地へミツバチとともに移動を繰り返して一年を過ごします。
冬は寒さが苦手なミツバチが弱ってしまわないようにこまめに面倒をみて、春から秋にかけては季節の花を追いかけるように移動します。
年々ミツバチが減り、蜂蜜の収量が減ってますます希少になっている国産蜂蜜。
ここ数年、春先の急激な温度変化によりミツバチが動かないためにまったく蜂蜜が取れない、廃業する養蜂家が続出している、という話も聞こえてきます。

◇鈴木養蜂場 取扱の商品を一部ご紹介
アカシア蜜

文章:こだわりや港南台店 店長

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