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産地だよりReport

Vol.23

長野県塩尻市 塩尻有機栽培研究会

長野県塩尻市 塩尻有機栽培研究会の中野さんの農場にお邪魔してきました。

塩尻有機栽培研究会

塩尻有機栽培研究会を訪ねて

中野さんが代表を務めている塩尻有機栽培研究会は、長野県のほぼ中央に位置する塩尻市・松本盆地の南端に畑があり、高原地帯の涼しい気候を生かし、レタスやキャベツなどの暑さに弱い葉物野菜を栽培・出荷しています。

塩尻有機栽培研究会

有機野菜を栽培する上で大切な土作りには、鶏糞や堆肥、有機配合肥料を使用しています。
これらの堆肥は近隣の酪農家さんより分けて頂き、自家の堆肥舎にて完熟化させてから利用しています。
また畑とは別に育苗用のビニールハウスを設け、畑の土を蒸気によって殺菌・消毒し、ソイルブロックと呼ばれる小さな立方体に整形された土の塊を専用の機械で形成し、種を一粒ずつ蒔き本葉が出てきて大きくなったところで、畑に定植を行っていきます。

塩尻有機栽培研究会

今回はベビーリーフのビニールハウスとレタス畑を見学させていただきました。
野菜が植えられる列は緩やかに盛り上がり、斜面に対して平行に並んでいます。
この列のことを畝(うね)と言い、これは水はけを良くし、畑の土に太陽光をたくさん当てることで地面の温度を上げる効果があります。
また畑の全面には白いマルチが張られており、夏の雑草の繁茂を抑制することで大規模な葉物野菜の畑の除草作業を省略する工夫がされていました。

塩尻有機栽培研究会

有機野菜を作る際に大敵となる害虫の対策としては、異なる科の作物を季節によって作り分ける輪作と、被覆資材のベタ掛け、またトンネル掛けをすることで対応するようにしています。
また春には苗の保温と防虫目的、初夏から晩秋にかけては野菜の高温回避と防虫目的、季節の気候によって被覆資材を使い分ける工夫を行っています。

塩尻有機栽培研究会

レタスは収穫時期が一週間ほどしかなく、採り遅れると玉が割れてしまったり、腐ったり花芽が出てしまったりするため、種は四日ほど毎に蒔かれています。
畑では採りたてのレタスをいただき、芯の部分まで柔らかく、甘さがありとても瑞々しい、美味しいレタスを味見させて頂きました。
有機栽培へのこだわりと野菜への愛情が詰まっている中野さんたちのレタスを、ぜひご賞味ください。

塩尻有機栽培研究会

有機栽培を始めたきっかけは、20年前ごろ。
農薬が自分の目や体に付着しないよう、ガスマスクや防護服に身を包んで身を守っている。
そんな農薬を消費者の方々は口にしているのか?と疑問に思われ、そんなものは安全ではない!という考えに至り、有機栽培を始めたそうです。

文章:こだわりや本部 福田

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