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産地だよりReport

Vol.10

山梨県北杜市 白州森と水の里センター

新しく農産物をいただく予定の、白州森と水の里センターにお邪魔してきました。

白州森と水の里センター

白州森と水の里センターを訪ねて

白州森と水の里センターは、山梨県北杜市白州町にある生産者団体です。
センターは当初、1983年に都会の子供たちの学びの場として運営が始まりました。

子供たちが畑に入ったときの安全を考え、自然の中から生まれたものでない化学農薬や化学肥料は使わないことにしています。子供たちの目を通して自然や社会・農法を学び、鶏や牛を飼い、野菜を育て田んぼを作ってきたとのこと。

自然の循環のしくみがわかり、持続的であるという理由で設立以来ずっと有畜複合の循環型農業を守っています。

白州森と水の里センター

センターの中心・白州郷牧場の取り組みは生産部門と文化事業の二本柱。生産部門は「平飼い養鶏」「有機野菜栽培」「発酵食品作り」です。 まず始めに平飼い養鶏の鶏舎を見学させていただきました。

岡崎オウハンという品種の、横じまが特徴の鶏。
元気いっぱいの鳴き声が鶏舎中に響き、鶏たちは自由に動き回っていました。
こちらでは採卵を目的にメスのみを飼育。
1年ほど経つと、卵を産む役目を終えて食用になります。
畑のすぐそばにある、地元でブレイク中の卵かけごはんレストラン「おっぽに亭こっこ」にて、鶏肉を使った定食も楽しめます。

白州森と水の里センター

次に、和牛。
こちらでは6頭を繁殖用として飼育。
飼料におからやぬか、厩舎の土にもみ殻を使用するそうです。

白州森と水の里センター

作っている農産物はキャベツ・小松菜・ホウレンソウ・大根・トマト・ナスなど多品目。
最近は、せりや水なす・サンチュなど冷涼地と水の里という白州の気候と風土を活かした農産物を育てたいと、新しい野菜づくりにも取り組んでいます。

白州森と水の里センター

定期的に土壌検査を行い、虫がつかないよう、ハウス内の湿度を調整するなど工夫をされています。
私たちもサンチュの採取を体験させていただきました!

白州森と水の里センター

この立派に育ったサンチュは、来月よりこだわりや・こだわり市場の店頭に並ぶ予定です。

白州森と水の里センター

また、こちらでは生活排水も循環させています。

白州森と水の里センター

複数のプラントに生活排水をわけ、微生物の働きを利用して余計なものを分解し、活性化させて水質のバランスを保つそうです。酵素のたくさん残った活性水は飲用としてももちろんのこと、畑に撒いて病気を抑える効果などもあるとか。
プラントを通した生物活性水は新しい文化事業にも活用していくそうです。

白州森と水の里センター

加工所でも酵素を大切にする考えに重きをおき、味噌・醤油・麹・漬物などの発酵食品を作っています。
1月中旬から4月中旬までは味噌作り体験もできます。

白州森と水の里センター

子供たちの学びの場は「キララの学校」として毎年・年7回開催。
白州の自然、白州郷牧場での体験、働き・学び・遊ぶこと、人を通して子供たちは感性を磨くことができます。きららの学校に参加していた小さな子供も、今はセンターで働いています。

白州森と水の里センター

作物だけでなく、水や人も循環する白州森と水の里センター。
キラキラと輝く子供たちの目線を忘れることなくおいしい野菜を生産されています。

白州森と水の里センター

こだわりや・こだわり市場で販売する商品も、昔ながらの製法や素材を大切にしているものばかり。
私たちの原点を、改めて思い起こさせてくれる研修となりました。

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