曇り空が広がる6月17日、キタアカリ(ジャガイモ)の収穫を中心とした農業塾での様子をお届けします。
この日はキタアカリの収穫日です!
これまでキタアカリの栽培に携わってきたスタッフも今回参加したスタッフも、皆が楽しみにしていました。
土の中に眠るキタアカリの周りを三角ホーで軽く掘り、その跡に沿って手で優しく掘り出します。
傷つけないよう慎重に…
掘り出したら水分を飛ばし、腐りにくくするために一度地表に出して乾かします。
そのため、収穫日はもちろん、前日にも雨が降っていないことはキタアカリの水分を飛ばすための良い条件となります。
1時間ほどおいてから、収穫です。
ふわふわな土に寝転んだキタアカリを一つ一つ籠へ入れていきます。
葉の部分は、肥料として再利用します。
有機農法では環境への負担をなるべく低減した方法をとるため、久松農園では『(葉なども)全て土に還す』ことを積極的に行っています。
収穫したキタアカリは選別され、ある程度大きさを揃えてから店舗に送られました。
お客様の中にはこのシールが貼ってあるキタアカリをご購入された方もいらっしゃるのでは?
こだわりやの新しい試みとして、こだわりやのスタッフが作業に携わり、店頭に並ぶ農作物にはこちらのシールを貼ることにしました。
皆様もぜひ、こちらのシールが貼ってある商品を見かけた際は手にとっていただけると嬉しいです。
次にブロッコリーのための畑づくりの様子をお届け。
ふわふわの土の上に燕麦を撒いていきます。畑の列に沿って、一歩一歩。
燕麦は肥料になることはもちろんですが、根腐れ防止や線虫防止のために用います。
燕麦はこちらを使用しました。
そして重機によって土を耕し、ブロッコリーにとって良い環境を作っていきます。
後日畝を作り、ブロッコリーの種を播種します。収穫は秋の予定です。
最後に、生育途中のオクラに、藁をかけるまでの工程を行いました。
オクラにかかったパオパオと呼ばれる白い布を外していきます。
このパオパオは強風除けや防虫効果があり、農薬を使わない農法ではよく使われる道具です。
そして保水性や保肥性の高い土を作るため、馬糞を敷き詰めていきます。
馬糞といっても気になる匂いはあまりありません。
そして防虫や水分の蒸発を防ぐ効果がある藁を敷いていきます。
藁は農園で刈ったものを利用します。
藁に包まれたオクラの苗です。
うまく生育しそうな予感…!
収量によって難しい場合もありますが、ここで紹介した農作物は店頭に並ぶ可能性が高いので、お客様の食卓にも並ぶかもしれません。
有機農業塾でお世話になっている久松農園では、20種類以上の農作物を栽培しています。
次回のご報告もお楽しみに♪
文章:こだわりや本部