埼玉県メーカーの産地見学に参加しました!

こんにちは!こだわりやのSです!
先日、お邪魔したヘルシー深谷さま、井上スパイスさま、米澤製油株式会社さまのご報告をこちらでしたいと思います!

詳しい内容は別途、こだわりやコーポレートサイトの産地見学ページで記載したいと思いますので、そちらの更新も楽しみにしていてくださいね!
では、最初にヘルシー深谷さまから!

 
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きゅうりやねぎ、ブロッコリーなどをこだわりやへ出荷いただいている『ヘルシー深谷』さんへお邪魔しました。

化生土壌から有機質土壌への土づくりの苦労

埼玉県深谷市にあるヘルシー深谷さま。
約30年前に、今までの慣行栽培では土壌が痛み、自分の息子、孫にまで持続できる農法ではないのでは、と気付き、危機感を覚え、気持ちを同じくする仲間とこのヘルシー深谷を作られたとおっしゃっていました。
当時、民間農法と言われる農法や有機栽培という農法では、作物は育たない、とまで言われ、化生土壌であった土壌を有機質土壌にするのに、本当に苦労したと久保さんはおっしゃいました。
自然は、すぐに状態の良し悪しが返って来ないので、どんな肥料が良いか水はどれくらいが良いか、といろいろ考えられたそうです。
今では、慣行栽培のきゅうりの幹と比べ、太く立派で、形も良いきゅうりができている。と誇らしげにお話いただきました。品種は『ズバリ163』という、味が良く農家泣かせの品種だそうです。
思った風に実がならないんだ。とおっしゃっていましたが、味の良いものを食べてもらいたいと生産者のひとりである岡田さんはおっしゃっていました。
出荷時期は、3~6月と10月~12月初旬ごろまで。との事です。

スパイスの素晴らしさと楽しみを伝えたい

 
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埼玉県上尾市にある井上スパイスさま。
スパイスを扱っているメーカーはとても閉鎖的で、自社を他者に見せることを嫌っているそうですが、それでは、スパイスの使い方を多くの方に知っていただけないと考え、約13年前にスパイスを加工している現場を見学できるよう、見学スペースを作って、工場見学の受け入れを始められました。
また、スパイスの使い方を知ってもらうため、定期的に「カレー祭り」も開いていると教えてくださいました。
なぜ、食品添加物不使用で作りはじめたのか。と伺ったところ、スパイスの素晴らしさと楽しさを知ってもらいたいという思いと、スパイス本来の香りや味を楽しんでもらいたいのに、食品添加物を使用してしまったら、せっかくの魅力が無くなってしまう。
という考えから食品無添加のカレールゥを作られたとの事。もちろん、原料はオーガニックの物を仕入れて作られたそうです。
学校給食としてカレールゥを納品していたり、学校の栄養士の方から依頼があり、小麦アレルギーのお子様向けに、米粉のカレールゥを作っていらっしゃったり、ハラール認証の商品も徹底管理された別工場で作られていたりと、現代のニーズにも合わせた商品作りをされていらっしゃいました。
工場見学で、熱心に上村さんがおっしゃっていたことは、素材ひとつひとつを大切にしていることでした。

 

一番しぼりなたねサラダ油の米澤製油株式会社

 
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埼玉県熊谷市にある米澤製油株式会社。
一番しぼりなたねサラダ油を生産されている『米澤製油株式会社』さんへお邪魔しました。特許取得の湯洗い洗浄方式による化学薬品を使わない「なたね油」を作られています。
一般的ななたね油は、抽出用にノルマルヘキサンや苛性ソーダ、シリコーンなどを使用し、なたね油独特の匂いや色を抜き、薬品を入れて搾り取れるだけ搾り取っているとも教えていただきました。
お客様のお声として、『他メーカーの油だと胸焼けするが、米澤の油は胸焼けしない。』という感想をいただいている。ともおっしゃっていました。
工場内へもお邪魔し、特別に搾りたてを味見させていただきましたが、油特有のギトギト感が全くありませんでした。
国産なたね油は、青森県産の「キザキノナタネ」という在来種と北海道産のなたねを使用しているそうです。
もともと、化学薬品を使わないなたね油を作り始めたきっかけは、カネミ油症事件だそうで、この事件をきっかけに安全ななたね油を作る事を決められたそうです。
油を搾った後のなたね油カスは、各農家などに有機肥料として卸しているとの事でした。
米澤製油さんの油は、もぎ豆腐さんや大豆工房みやさんへも卸されていて、油揚げを揚げる油にも使われていると教えていただきました。