今回、和歌山県有田郡吉備町の松弥園を訪ね、生産の様子などを視察してきました。


有田地方は和歌山県の中央部に位置し関西空港から車で1時間程。最近高速ができ便利になったそうです。それまでは関西のへそといわれるくらい、ちょっと不便な地だったようです。
車で向い有田近くになると段々山肌にぽつぽつとオレンジ色のものが見えてきます。周辺の山は一面見渡す限り柑橘畑で、春先にはみかんの花で満開、素晴らしい景色と芳醇な香りでいっぱいになるそうです。
松坂さんは親の代よりみかんを栽培し、今はご夫婦でされています。
現在、繁忙期には息子さん夫婦がお手伝いをされ家族総出だそうです。
1年の中ではやはり出荷のピークを11月後半から12月でそのときには家族みんなで戦場のように喧嘩をしながら作業の毎日のようです。
松坂さんは長年、有機栽培に取り組んでいます。
肥料はEM菌を中心にぼかし肥料、幸いにも近くで魚粕、魚アラが手に入るそうでそれを有効活用しています。
食べる方の健康を願い循環型農業を目指し、除草剤、化学肥料は使用していません。
松坂さんの畑は広い範囲で山肌にありかなりの急勾配にあり、そこを上り下りしながら作業をするのは大変なご苦労です。
最近は便利な、モノレールを取り付けられるようになり便利になってきましたがそれでもまだまだ行き渡っていません。(荷物は20kgまで積載可能。 人は乗車禁止。たまに乗ってしまうそうです・・・)
みかんの自然なおいしさを味わっていただくために余分なつやだしやできるだけベルトの上を転がすこともせず大きさも分けることもせず、手作業で箱詰めしていますのでもぎたての味がいつまでも続きます。
見た目は不揃いですが、みかんにも一つ一つの個性があり、それは自然そのものが作った有機栽培の証です。
その微妙な味の違いを感じとって頂ければ幸いです。
みかんの木は2〜50年ものの老木まであります。
みかん畑・・・
段々畑になっていて地面がつるつるに見えるものは
除草剤をほどこされたものです。
有機の畑は除草剤が使用できないため草が生えているので
畑は断崖絶壁で体力が必要です。
糖度・・・12〜13度
時に15度というのがあっても酸が強く糖度は高いが
甘みが感じられないものもあります。
人の食味が一番正確で糖、酸のバランスが大切です。
強い酸が糖に変ってゆき、甘み、酸味とともにコクが必要になってきます。
有田みかんは愛媛よりおいしく知名度が上がってきました。
慣行栽培→有機栽培に変更すると・・・・
生理が変っていて木が弱ったり対応できなくだめになることあります。
常に3人で寄り合いの勉強をしています。
毎年1回しか試行錯誤で結果がでないので1年に一度の真剣勝負です。
日々年々、お互いに工夫と研究を重ねています。